光の祭典のさなか、リヨンのテロー広場で市庁舎の正面に投影される色とりどりの光

光の祭典

Fête des Lumières

写真:Corentin Eustacchi、CC BY-SA 4.0、ウィキメディア・コモンズより

十二月の四晩、リヨンは広場もファサードも公園も川岸も光の作家たちに明け渡す。そして住民はいまも窓辺に色つきの小さなろうそくを並べる——1852年12月8日に生まれた仕草である。すべて無料で、二百万を超える人が訪れる。

窓辺のろうそく

1852年、リヨンは町を見下ろすフルヴィエールの丘に聖母像を建てることを決めた。除幕は9月8日の予定だったが、洪水で像の到着が遅れ、式典は無原罪の御宿りの祝日である12月8日に移された。その晩は天候が悪く、公式の式典は取りやめになった。やがて空が晴れると、リヨンの人びとは誰に言われるでもなく窓の縁に火のついたろうそくを置いた。以来、市は毎年この仕草を繰り返している。

このろうそくは リュミニョン と呼ばれる。色つきのガラスの器に入った小さな炎を、窓の縁に並べる。そこには組織されたものが何もない。祭りのうち市ではなく各家庭に属する部分であり、作品の予定がない通りでも変わらずともされる。

窓からファサードへ

習慣は二十世紀を通じて何度か形を変えた。1960年代には、とりわけ食料品店を中心に、照明を競うショーウィンドウの催しとなり、クリスマス季節の幕開けを告げていた。転機は1989年、リヨンが最初の「光の計画」を採り、建物ごとではなく都市の建築全体を照らした最初のヨーロッパの都市となったときである。今日の姿——作家に委嘱された光の作品、大きなファサードへの投影、公園や周縁地区のインスタレーション——は、1999年から2001年のあいだに名と四晩という形を得た。

四晩、入場券なし

2026年は12月5日(土)から8日(火)まで。作品はおよそ二十か所に置かれる。テロー広場と市庁舎、ベルクール広場、ソーヌ川とローヌ川の河岸、テット・ドール公園、そして中心から遠い地区の広場。各晩の正確な時間を含む番組表は秋に市のサイトに出る。どれも無料で、費用はリヨン市が負い、作品によっては共同制作者がつく。

2025年は四晩で二百万人を超え、前後の一週間の市内ホテル稼働率は83パーセントだった。宿は早めに取り、歩くつもりで行くこと。中心部はほぼ車が入れず、人混みは人混みの速さでしか進まない。

開催時期

祭典は12月8日を軸に組まれ、リヨン市が毎年その前後の連続する四晩を定める。2026年は12月5日(土)から8日(火)まで。作品の一覧と各晩の時間は秋に市のサイトで公表される。

  • 2026/12/05~2026/12/08公式発表

敬意をもって訪れる

知っておきたいこと

  • すべて無料で予約もない。作品は二十ほどの場所に散っているので、全部を見ようとせず一つの道筋を歩くほうがよい。
  • アパートに泊まるなら、12月8日に窓辺へリュミニョンをいくつか置いてほしい。それがこの祭りのいちばん古く、いちばん簡単な形である。
  • 橋やプレスキル地区の細い通りでは一方通行が示される。人出に応じて係員が向きを変えるので、それに従うこと。

避けること

  • 写真のために玄関先や明かりのともる窓の前をふさがないこと。その奥には人が暮らしている。
  • 作品の上や人混みの上にドローンを飛ばさないこと。

安全のために

  • 四晩で二百万人、密度はかなり高い。子どもは手の届くところに置き、はぐれたときの集合場所を決めておくこと。
  • フランスの人混みにはすりがいる。貴重品は外ポケットに入れず、かばんは閉じて身体の前で斜めに掛けること。
  • フランスではテロが企てられる可能性が高く、大規模な催しも例外ではない。周囲に注意し、警察の指示に従うこと。

出典

この項目は次の資料をもとに書かれています。

  1. Fête des Lumières — the story behind the festivalVille de Lyon · 2026年9月24日 閲覧
  2. Fête des Lumières — dates of the next editionVille de Lyon · 2026年9月24日 閲覧
  3. Lyon : plus de deux millions de visiteurs ont assisté à la Fête des Lumières cette annéeLyon Capitale · 2026年9月24日 閲覧
  4. France travel advice: safety and securityUK Foreign, Commonwealth & Development Office · 2026年9月24日 閲覧

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