
モンスーンの終わりの八日間、カトマンズは旧王宮前に枝を落とした木を立て、広場を仮面舞で満たし、生き神クマリの山車をネワールの町の路地へ引き出す。始まりは、町が縛り上げてしまった神への詫びだった。
市で縛られた神
伝えられるところでは、インドラは母の望んだパリジャートの花を求め、農夫に姿を変えてカトマンズに降りた。マルで花を摘むところを捕らえられ、縛られて広場にさらされた。母ダギンは息子を探して降り、町を歩きまわった。人びとは自分たちが縛ったのが誰かを知って彼を放し、母は冬のあいだ谷に十分な露を約束した。作物がよく実るように、と。この祭りは詫びであり、同時に感謝でもある。
八日間は、カトマンズ・ダルバール広場でのヨシン立てから始まる。森から運ばれ、枝を落とされた木が旧王宮の前に立てられるのだ。そして、それが倒される日に終わる。
仮面と山車と生き神
そのうち三日、カトマンズの生き神クマリが山車で旧市街を渡る。初日は南へ、クワネヤ。満月には北のアサンまで、タネヤ。三日目は中心のキラガルを抜けて、ナニチャヤ。ガネーシャとバイラヴァの二台の山車が伴う。
まわりでは町がさまざまな姿で満たされる。インドラの象プル・キシが主を探して路地をよろめき歩き、マジパト地区の魔ラケーが広場で舞う。数か所で巨大なバイラヴァの仮面が開帳され、旧王宮前の白バイラヴァの口からは、祭りのある日に米の酒が流れ出る。夕暮れにはダギンの行列が母の捜索をたどり直す。歩くのは、過ぎた一年に家族を亡くした人びとである。
いつ行われるか
日取りは太陰暦によって定まり、九月のなかを動く。2026年は祝日、すなわちクマリの山車の初日が9月25日の金曜日である。柱はその二日前に立てられ、祭りは月の終わりに閉じる。
開催時期
インドラ・ジャトラは八日間、バドラ月の白分十二日から黒分四日までで、九月に当たる。2026年はクマリの山車の日(祝日でもある)が9月25日の金曜日。
- 2026年9月25日公式発表
敬意をもって訪れる
知っておきたいこと
- この祭りは旧市街のものであって、観光客の街区のものではない。広場の端から見て、山車を引く人びとと踊り手に道を譲ること。
- クマリは子どもであり、同時に神である。声をかけないこと、フラッシュを使わないこと。
- ダギンの行列を撮る前には尋ねること。歩いているのは、この一年に家族を亡くした人たちである。
避けること
- 山車の進路に立たないこと。重く、綱で引かれ、狭い路地ではほとんど曲がれない。
- 白バイラヴァの仮面から流れる米の酒の列に割り込まないこと。誰がいつ飲むかは、祠を守る人びとが決めている。
安全のために
- 主要な日のカトマンズ・ダルバール広場は非常に混み、周囲の古い建物は場所によって支柱と柵で囲われている。柵の内側に入らないこと。
- 人混みとバスの車内では、すりとひったくりに注意すること。
- ネパールでは抗議やストが珍しくなく、交通が急に止まることがある。祭りの週は地元の報道に目を配ること。


出典
この項目は次の資料をもとに書かれています。
- Indra JatraWikipedia · 2026年9月24日 閲覧
- Nepali public holidays 2083 BSHamro Patro · 2026年9月24日 閲覧
- Nepal travel advice: safety and securityUK Foreign, Commonwealth & Development Office · 2026年9月24日 閲覧
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